
「パーソナルトレーナーになるには特別な資格を取得したり、専門学校等を卒業しなければならない。」と思う方も多いようですが、実際は必ずしもそうではありません。
また、NESTAやNSCAといった、横文字の資格名称をなんとなく聞いたことあるけど、正直良く分からないという方もいるでしょう。
そこで今回はパーソナルトレーナーにまつわる資格について、
結論から言うと、パーソナルトレーナーになるために資格は必ずしも必要ではありません。実際現役パーソナルトレーナーの中にも、資格取得なしで活躍している人も多くいます。
さらに言うと、資格や経験なしでパーソナルジムを経営しているオーナーも実は少なくありません。
ではパーソナルトレーナーになるにあたって、資格の取得は本当に必要ないのでしょうか?
パーソナルトレーナーにまつわる資格は、大きく3つの種類に分けられます。
さてここまで、パーソナルトレーナーにまつわる資格の全体像をお話いたしました。
しかし、必ずしもこれらの資格を取ればパーソナルトレーナーとして活躍できるという訳ではないのです。
身体やトレーニング、栄養学についての知識はもちろん大切ですが、同じくらい現場におけるお客様への接客マナーやチアアップ(励まし)も重要だからです。
自動車免許で例えるなら、いくら免許を持っていても実際の道路上での運転技術とはかけ離れていることに近いといったところでしょうか。
・資格取得だけしたい方 (既にパーソナルトレーナーとして働いている方など) →独学で勉強がおすすめ
・即戦力として活躍したい方 →パーソナルジムが運営するスクールに通うのがおすすめ
といった使い分けができるように思います。
独学の場合は資格取得にかかる費用が、テキスト(教科書・問題集)購入・試験受講料だけで済むため、非常に安価に抑えられます。
反対にパーソナルジムが運営するスクールに通う場合は、費用こそ60~70万円と結構な金額ですが、実技指導や接客などが実際のパーソナルジムで学べます。
さらにスクールによっては就職支援までサポートしてくれるため、即戦力として働ける可能性が高いです。
自分にとってどちらの選択が良いのか、良く考えて資格取得に励むと良さそうですね。
では、先ほど少しだけ紹介したパーソナルトレーナーにまつわる人気資格について、さらに詳細に応募条件や合格率などを見ていきましょう。
先ほどはパーソナルトレーナーにまつわる資格についての全体像をご紹介いたしました。
ここではその中でも特に人気のある3資格について、特徴や受験資格・合格率などをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
まず最初に紹介するのは、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Excercise & Sports Trainers Association)発行の、認定パーソナル・フィットネストレーナー資格、通称「NESTA-PFT」。
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会は、フィットネスの本場アメリカ・カリフォルニアに本拠地を置く団体で、そこから発行されるPFT認定(パーソナル・フィットネストレーナー認定)という意味になります。
試験では、NESTAが考える「パーソナルトレーナーの資質」に必要な次の4項目から出題されます。
※1 事前講習とは試験1週間前(または前日)に行われる、試験前の特別授業のこと。自動車免許同様にどこが出題されるかといったヒントが得られる可能性が高いので、受講した方が合格率が上がります。
また受験資格は下記のとおり。
次に紹介するのは、全米ストレングス&コンディショニング協会(National Strength and Conditioning Association)から発行の、認定パーソナルトレーナー資格、通称「NSCA-CPT」です。
※CPT=CERTIFIED PERSONAL TRAINERの略
先ほど紹介したNESTA-PFTと一見同じような名称に見えますが、こちらのNSCA-CPTの方がその歴史は古く、日本でも知名度が高い資格です。
ちなみにNSCA-CPT以外にも、NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)という種類もあり、こちらは主にアスリートを対象としたより高度な知識と技能を有する人材を認定する資格となっています。
※CSCS=CERTIFIED STRENGTH & CONDITIONING SPECIALISTの略
さて、NSCA-CPTの試験内容は次のような構成となっています。
また受験資格は下記のとおりです。
3つ目に紹介するのは、特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会という国内団体(2006年創立)から発行されている「JATI-ATI」です。
※JATI=JAPAN ASSOCIATION OF TRAINING INSTRUCTORS」の略称
※ATI=Accredited Training Instructor」の略称
国内の認定資格としては比較的知名度が高く、スポーツクラブ等との業務委託契約を交わす場合に、この資格を必須としているジムも少なくありません。
合格率は受講エリアや対象者によって差が出るそうですが53%~94%、平均するとおよそ70%と比較的取得しやすい資格と言えそうです。
JATI-ATIの資格取得の流れは若干分かりづらいですが、次のような手順です。
ただし、健康運動者指導士や先ほど紹介したNSCA-CPTまたはNSCA-CSCSの資格を持っている方は、養成講習会およびワークノートの提出が免除されます。
そのため先にNSCA-CPTに合格してから、その後さらにJATI-ATIを受験するというのもおすすめできる受験方法と言えそうです。
また受験資格は下記の通りです。
上記3つをご紹介しました。
いずれの資格も取得して損はありませんが、海外資格・国内資格からそれぞれ1つずつ取得する場合は、NSCA-CPT取得後にJATI-ATIの取得を目指す方が講習の免除等が受けられるのでおすすめです。
また上記表に記載した受講料には、講習会やテキストの料金が含まれていませんが、スポーツ指導未経験の方がテキスト購入から行う場合で比較すると、
パーソナルトレーナーにまつわる資格として、知名度の高い主な3つの資格を先ほどご紹介いたしました。
ここではその他主要な関連資格を、いくつか取り上げてみたいと思います。
さてここまで、パーソナルトレーナーにまつわる資格として全11種ご紹介いたしました。
国家資格並みに難易度の高いものから、気軽に挑戦できるものまでありましたね。
パーソナルトレーナーになるには、これらを取得すれば良いという訳ではありませんが、自分の弱点を補うような学びがあるものや取得すると箔が付くものなど、ぜひ見極めながら挑戦してみましょう。
では最後に、パーソナルトレーナーになるために資格以外にも知っておきたいことをよくある質問形式でまとめましたので、ぜひこちらもご覧ください。
・持っていると有利な資格
・受験資格や難易度
・独学でも取得可能か
などをご紹介いたします。
さらに、パーソナルトレーナーの年収や労働環境、将来性などについても最後にまとめました。
これを読んで、憧れのパーソナルトレーナーへの道を最短かつ効率的に掴みましょう。
・受験資格や難易度
・独学でも取得可能か
結論!パーソナルトレーナーになるには資格は不要だが、あると有利

就職に必須ではないが、持っていた方が就職に有利+自分の経歴に箔が付く
パーソナルトレーナーにまつわる資格を持っていることで、有利に働く場面があります。 それは次のようなケースです。・今後パーソナルジムに就職
・転職する場合
・業務委託としてジムと契約する場合
・トレーナーとしての経歴に箔を付けたい場合
特に就職活動やフリーランストレーナーによる業務委託契約の場面で、何らかの資格保有を最低条件としているジムも珍しくありません。
他にも、すでにパーソナルトレーナーとして働いている方が、自身の経歴や実績に箔を付けたい場合にも資格取得は役立ちます。
では具体的にパーソナルトレーナーにまつわる資格には、どんな種類があるのでしょうか?
またそれらは独学でも資格取得は可能なのでしょうか?
・転職する場合
・業務委託としてジムと契約する場合
・トレーナーとしての経歴に箔を付けたい場合
パーソナルトレーナーの資格にはどんな種類があるの?独学でも取得できる?

1、海外団体(協会)発行のトレーナー資格
2、国内団体(協会
・非営利法人など)発行の指導員資格 3、さらにあると有利な国家資格
各資格の受験資格や合格率などについては後述しますが、それぞれどのような特徴があるのか全体像をつかんでおきましょう。
・非営利法人など)発行の指導員資格 3、さらにあると有利な国家資格
1、海外団体(協会)発行のトレーナー資格
まず、海外団体(協会)発行のトレーナー資格は多くのパーソナルトレーナーが取得している最もメジャーな資格です。 例を挙げると、・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナル
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
特にこの2つがメジャーな資格として挙げられます。
それぞれ合格率は60~70%程度、マークシートによる選択形式での出題のため独学でも合格可能です。
ただし、1年以上の指導経験や一次救命処置(CPR・AED)といった実技経験・講習を受けていることが受講にあたっての前提条件となるため、次に紹介する国内団体発行の資格より多少難易度は上がるでしょう。
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
2、国内団体(協会・非営利法人など)発行の指導員資格
次に、国内団体(協会・非営利法人など)発行の指導員資格ですが、こちらは各団体・協会から様々な種類が発行されています。・JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)
・JHCA-FC(日本ホリスティックコンディショニング協会フィジカルコンディショナー)
・日本体育施設協会トレーニング指導士
・健康運動指導士、健康運動実践指導者
・日本ダイエット健康協会認定ダイエットインストラクター など
これらの資格も基本的には、講習の受講やマークシート方式での出題となるため、独学でも取得可能。
先ほど紹介した海外資格よりも難易度が優しいものが多いので、気軽にチャレンジしやすいのも特徴的です。
ただし先ほど紹介した、海外資格よりも若干知名度が下がるかもしれません。
・JHCA-FC(日本ホリスティックコンディショニング協会フィジカルコンディショナー)
・日本体育施設協会トレーニング指導士
・健康運動指導士、健康運動実践指導者
・日本ダイエット健康協会認定ダイエットインストラクター など
3、さらにあると有利な国家資格
最後に紹介するのは、持っていると就職や起業に圧倒的有利な、国家資格です。 単にトレーニングの指導だけではなく、幅広い知識を持ち合わせたパーソナルトレーナーとして業界から重宝されるでしょう。 特に有利に働く国家資格は次の通りです。・理学療法士
・柔道整復師
・鍼灸師
・管理栄養士
こうした国家資格保有者の在籍情報は、パーソナルジムのホームページや広告などへのアピール材料としても掲載できるため、他社との差別化をはかりたいジムオーナーからすると是非とも採用したい人材と言えます。
ただし本来これらの国家資格は、パーソナルトレーナーを目指す方が取得する資格ではなく、大学や専門学校などでしっかりと学んだ上で取得するものです。
そのため難易度は非常に高く、合格率もここまで紹介した資格類と比較できるものではありません。
・柔道整復師
・鍼灸師
・管理栄養士
資格があっても実際に現場で活躍できるかどうかは別のスキル

資格取得だけなら独学でOK!即戦力になりたいならスクールがおすすめ
ここまでの話をまとめると、パーソナルトレーナーにまつわる資格取得を目指す場合、・資格取得だけしたい方 (既にパーソナルトレーナーとして働いている方など) →独学で勉強がおすすめ
・即戦力として活躍したい方 →パーソナルジムが運営するスクールに通うのがおすすめ
パーソナルトレーナーにまつわる主な人気資格3つとその応募条件・合格率

・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナル
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI(特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)
ご紹介するのは上記3資格です。(上から海外資格・海外資格・国内資格)
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI(特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)
パーソナルトレーナー人気3資格比較表 | |||
---|---|---|---|
資格名 | 受講料 | 合格率 | 受験資格 |
NESTA-PFT | 43,900円~ | 50~60% | 高卒以上、あるいは所定の講座受講や運動部指導経験1年以上 |
NSCA-CPT | 46,000円 | 78.9% | 高卒以上、あるいは高校卒業程度認定試験の合格者 |
JATI-ATI | 42,000円~ | 53%~94% | 四年制大学卒業者・短期大学及び専門学校卒業者、あるいは3年以上の運動指導経験のある者 |
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナル・フィットネストレーナー)

・人の身体に関する幅広い知識
・クライアントとの接し方
・科学的根拠に裏打ちされた高い指導技術
・自分を売り込み、顧客を得るためのビジネススキル
・クライアントとの接し方
・科学的根拠に裏打ちされた高い指導技術
・自分を売り込み、顧客を得るためのビジネススキル
NESTA-PFTの試験概要・受験資格
NESTA-PFTの試験概要・受験資格は次の通りです。NESTA-PFT | |
---|---|
日程 | 都内:毎月開催 名古屋・大阪:隔月開催 上記以外:未定 |
会場 | 東京、大阪、名古屋 |
問題数 | 125問(100問以上正解で合格) |
出題形式 | 4択問題のマークシート形式 |
試験時間 | 2時間 |
受験料 | ダイレクトコース 事前講習※1 有り:58,900円(税込) 事前講習※1 無し:43,900円(税込) ゼミコース 154,900円(税込) WEBコース 93,900円(税込) ※いずれも公式テキストは別途購入の場合 |
合格率 | 50~60% |
難易度 | ★★★☆☆ |
公式サイト | https://www.nesta-gfj.com/pft/ |
受験資格
◇満18歳以上
◇高卒以上(あるいは高等学校卒業程度認定試験の合格者)
◇日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する者
◇有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること
◇NESTA JAPAN(あるいは医学映像教育センター)発行の公式テキストを購入済みであること
◇次の
①~
④の内、1つ以上の項目に該当する者
①1年以上のパーソナルトレーナー
・インストラクター等の実務経験
②1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験
③体育系または医療系の大学
・専門学校を卒業している
④NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである
有効なCPR(心配蘇生法)・AEDの技能認定は、日本赤十字社や消防署などが主催しているCPR・AEDの基礎講習を受ける必要があります。
ただし誰でも受講可能なので、特別難しいことではありません。詳しくはお近くの消防署または日本赤十字社の各支部へお問い合わせください。
最後の要件については、①~③の方は「ダイレクトコース」ですぐに試験が受けられます。
④の方は「ゼミコース」または「WEBコース」を受講することで、要件を満たすことができます。
その他公式テキストや問題集の価格は次の通りです。
①~
④の内、1つ以上の項目に該当する者
①1年以上のパーソナルトレーナー
・インストラクター等の実務経験
②1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験
③体育系または医療系の大学
・専門学校を卒業している
④NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである
その他参考情報
公式テキスト価格:13,600円(税込)
公式問題集価格:14,000円(税込)
NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)

・クライアントに対する面談と評価(35問)
・プラグラムプランニング(43問)
・エクササイズテクニック(43問)
・安全性、緊急時の手順、および法的諸問題(19問)
・ノンスコアード問題(15問)
ノンスコアード問題とは、次回試験のための参考問題で採点されない問題です。
ただし受験者は、どの問題がノンスコアード問題か分からないようになっています。
・プラグラムプランニング(43問)
・エクササイズテクニック(43問)
・安全性、緊急時の手順、および法的諸問題(19問)
・ノンスコアード問題(15問)
NSCA-CPTの試験概要・受験資格
NSCA-CPTの試験概要・受験資格は次の通りです。NSCA-CPT | |
---|---|
日程 | 随時開催 |
会場 | 全国のピアソン・ビューが運営するテストセンター ※テストセンターの一覧はこちら |
問題数 | 155問 |
出題形式 | 3択問題のマークシート形式 |
試験時間 | 3時間 |
受験料 | 46,000円(税込) |
合格率 | 78.9%(2019年度実績) |
難易度 | ★★★☆☆ |
公式サイト | https://www.nsca-japan.or.jp/exam/ |
受験資格
◇満18歳以上
◇高卒以上(あるいは高等学校卒業程度認定試験の合格者)
◇NSCAジャパン会員であること
◇有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること(もしくは受験日の1年後までに、有効なCPRおよびAEDの認定証のコピーを提出すること)
先ほどのNESTA-PFT同様に、有効なCPR(心配蘇生法)・AEDの技能認定は、日本赤十字社や消防署などが主催しているCPR・AEDの基礎講習を受ける必要があります。
CPR・AEDの基礎講習は誰でも受講可能なので、特別難しいことではありません。詳しくはお近くの消防署または日本赤十字社の各支部へお問い合わせください。
その他公式テキストや問題集の価格は次の通りです。
その他参考情報
公式テキスト価格:13,200円(税込)
公式問題集価格:11,000円(税込)
NESTA-PFTとの違い
先ほど紹介したNESTA-PFTとの違いは、試験自体の難易度こそこのNSCA-CPTの方が若干難しいとされています。 しかし、NSCA-CPTはCPR・AED認定さえ受けていれば、それ以外のスポーツ・ジム等の指導経験は一切問われません。 また、試験もテストセンターにて随時全国で受験可能なため、比較的独学でも合格しやすい資格と言えます。JATI-ATI(特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)

- JATIに入会し正会員となる
- 養成講習会(一般科目
15.5時間+専門科目
15.5時間)の参加 - 自己学習課題(ワークノート)の提出
- 10月~3月までに行われる認定試験のいずれかに参加し合格する
JATI-ATIの試験概要・受験資格
JATI-ATIの試験概要・受験資格は次の通りです。JATI-ATI | |
---|---|
日程 | 養成講習会 毎年8月のみ認定試験 年3回・第1回:10月・第2回:12~2月・第3回:3月 |
会場 | 養成講習会 東京都内 ※2020年度はコロナの影響によりオンライン実施認定試験 東京・北海道・宮城・新潟・石川・愛知・大阪・岡山・福岡・沖縄 |
問題数 | 一般科目90問 専門科目90問 |
出題形式 | 4択問題のマークシート形式 |
試験時間 | 一般科目90分 専門科目90分 |
JATI年会費 | 10,500円/年 |
講習会受講料 | 一般科目:52,500円(テキスト・ワークノート代込) 専門科目:57,500円(テキスト・ワークノート・模擬問題集代込) 合計:110,000円 |
受験料 | 一般科目・専門科目両方:31,500円 片方のみ:21,000円 |
総額 | JATI年会費+講習会受講料+受験料 総額:152,000円(税込) |
合格率 | 53%~94%(2018年度実績・エリアによる差) |
難易度 | ★★★☆☆ |
公式サイト | https://jati.jp/ |
受験資格
◇次の
①~
④の内、1つ以上の項目に該当する者
①四年制大学卒業者
②短期大学及び専門学校卒業者(2年制課程以上)
③防衛
・海上保安
・気象大学校など各省の大学校を修了した者
④高等学校を卒業後、3年以上の運動指導に従事した経験のある者
⑤当該年度の奨学生に選定された者 ◇JATI正会員であること ◇一般科目
15.5時間+専門科目
15.5時間の受講および自己学習課題のワークノート提出 ◇全3回行われる認定試験のいずれかで合格すること
さてここまで、パーソナルトレーナーにまつわる人気資格として、
①~
④の内、1つ以上の項目に該当する者
①四年制大学卒業者
②短期大学及び専門学校卒業者(2年制課程以上)
③防衛
・海上保安
・気象大学校など各省の大学校を修了した者
④高等学校を卒業後、3年以上の運動指導に従事した経験のある者
⑤当該年度の奨学生に選定された者 ◇JATI正会員であること ◇一般科目
15.5時間+専門科目
15.5時間の受講および自己学習課題のワークノート提出 ◇全3回行われる認定試験のいずれかで合格すること
パーソナルトレーナー人気3資格比較表 | |||
---|---|---|---|
資格名 | 受講料 | 合格率 | 受験資格 |
NESTA-PFT | 43,900円~ | 50~60% | 高卒以上、あるいは所定の講座受講や運動部指導経験1年以上 |
NSCA-CPT | 46,000円 | 78.9% | 高卒以上、あるいは高校卒業程度認定試験の合格者 |
JATI-ATI | 42,000円~ | 53%~94% | 四年制大学卒業者・短期大学及び専門学校卒業者、あるいは3年以上の運動指導経験のある者 |
・NESTA-PFT:107,500円(税込
・WEBコースの場合)
・NSCA-CPT:46,000円(税込)
・JATI-ATI:152,000円(税込
・講習等全て受講した場合)
といった具合に、NESTA、JATIに関しては10万円以上もの費用がかかります。
またこれら以外にも、認定資格の免許更新料や協会の年会費といった費用もかかるので覚えておきましょう。
・WEBコースの場合)
・NSCA-CPT:46,000円(税込)
・JATI-ATI:152,000円(税込
・講習等全て受講した場合)
パーソナルトレーナーにまつわるその他の資格

・アスレティックトレーナー(AT)
・NATA-ATC
・JHCA FC
・NASM PES
・トレーニング指導士
・健康運動指導士
・健康運動実践指導者
・ダイエットインストラクター
・NATA-ATC
・JHCA FC
・NASM PES
・トレーニング指導士
・健康運動指導士
・健康運動実践指導者
・ダイエットインストラクター
日本体育協会公認アスレティックトレーナー(AT)
日本体育協会から発行される、アスレティックトレーナー資格(AT)は国内資格の最高峰とされており、公認スポーツ指導者制度に基づき、JSPO公認スポーツドクター及び公認コーチとの緊密な協力のもとに、競技者の健康管理、外傷
・障害予防、スポーツ外傷
・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション、体力トレーニング及びコンディショニング等(公益財団法人日本体育協会WEBサイトより引用)
の役割を持った認定資格です。
「日体協公認AT」と略されることもあります。
講習及び自宅学習にて、共通科目150時間・専門科目600時間の合計750時間を要し、さらに受講の際に協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体等)からの推薦が必要なため、資格取得はかなりハードルが高い部類です。
協会承認の大学や専門学校等でも取得可能なので、主にそうしたスポーツや体育系の学校を対象とした資格とも言えます。
・障害予防、スポーツ外傷
・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション、体力トレーニング及びコンディショニング等(公益財団法人日本体育協会WEBサイトより引用)
アスレティックトレーナー資格概要 | |
---|---|
受験料 | 87,000円(税別) |
受験資格 | ◇満20歳以上 ◇JSPO、JSPO加盟団体及びJSPOが特に認める国内統轄競技 団体から推薦され、受講者選考基準を満たす者 ◇受講有効期間内に講習の全日程に参加が可能である者 |
難易度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid218.html |
NATA-ATC(全米アスレチック・トレーナーズ協会認定アスレチックトレーナー)
NATA-ATCは、全米アスレチック・トレーナーズ協会の発行する、認定アスレチックトレーナー資格です。 ※NATA=National Athletic Trainers’ Associationの略称 ※ATC=Athletic Certified Trainerの略称 この資格はパーソナルトレーナー業界でも最高峰の超難関資格となりますが、アメリカ国内で働くスポーツトレーナーのおよそ95%以上が保有しているため、海外のスポーツ現場で働くのであれば必要不可欠な資格となります。 日本国内での最高峰資格が先ほど紹介した「アスレチックトレーナー(AT)」ですが、海外ではこちらの「NATA-ATC」が最高峰。 海外でのインターンシップ経験や高い英語能力が求められるので、その分難易度も極めて高いとされています。NATA-ATC資格概要 | |
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受験資格 | ◇CAATE公認の4年制大学もしくは大学院のATプログラムを卒業する者 ◇所定のインターンシップにおける時間数をクリアすること(約700~800時間) ◇大学または大学院を卒業後、BOC認定試験に合格すること |
難易度 | ★★★★★ |
公式サイト | https://www.jato-trainer.org/about-jato/about-nata-atc/ |
JHCA-FC(特定非営利活動法人 日本ホリスティックコンディショニング協会フィジカルコンディショナー)
JHCA-FCは、特定非営利活動法人 日本ホリスティックコンディショニング協会(JHCA・2004年)の発行するフィジカルコンディショナーの認定資格です。 JHCA-FC以外にも、JHCA-HCやJHCA-HCADといった上位資格もありますが、FCが最も基礎的な資格となります。 受験資格はJHCAの協会員であること(年会費:10,500円/人)で、試験内容は下記の通り。・筆記試験
・実技試験(自己鍛錬度及びフォームチェック)
・指導ロールプレイング(OJT)
・実技試験(自己鍛錬度及びフォームチェック)
・指導ロールプレイング(OJT)
JHCA-FC資格概要 | |
---|---|
試験日程 | 3月・6月・9月・12月(年4回) |
会場 | 東京・大阪 |
受験料 | 16,000円 ※別途ライセンス登録料5,000円 |
受験資格 | ①JHCA会員であること ②神経-筋アプローチであるベーシックレジスタンストレーニング、ストレッチ、エアロビックエクササイズ、スピードエクササイズ、プライオメトリクス、バランスボールなどの基本エクササイズ理論実技の修得ならびに指導経験を有すること。ただし、体育大学・専門学校在校生については運動指導の経験不足を考慮し、鍛錬度チェックにおいて本協会の設定する基準重量をクリアできること |
難易度 | ★★★☆☆ |
公式サイト | http://j-holistic.org/jhca/html/jhca_fc_01.php |
NASM-PES(全米スポーツ医学会パフォーマンス強化スペシャリスト)
NASM-PESは、全米スポーツ医学会の発行するパフォーマンス強化スペシャリスト資格。 ※NASM=National Academy of Sports Medicineの略称 ※PES=Performance Enhancement Specialistの略称 NASMは理学療法士であり、元NBAバスケットボールチームのストレングスコーチだったマイケル・クラーク博士によって設立された機能改善やスポーツパフォーマンスの向上などを目的とした団体。 主に動作のメカニクスと筋肉の連動や傷害予防やパフォーマンスアップに必要な原理原則といったことを学ぶことができます。 またこの資格はアメリカの団体が発行していますが、学習から試験までをオンラインで行います。 受講にあたっては、株式会社R-body projectの「R ACADEMY」にて手続き可能です。NASM-PES資格概要 | |
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試験日程・会場 | オンライン上にて随時開催 |
受験料 | 129,600円(税込) ※学生は90,720円(税込) |
受験資格 | ◇4年制大学(学部問わず)または日本のスポーツトレーナー系・医療系専門学校の既卒者およびその卒業見込者 ◇米NCCA、NBFE、DETCの認定団体(NSCA、ACS、NESTA、ACSM、AFAAなど)の資格を持つ者 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
公式サイト | https://r-body.com/course/nasm-pes/ |
日本体育施設協会トレーニング指導士
公益財団法人 日本体育施設協会(昭和33発足)の発行する「トレーニング指導士」は、体育
・スポーツ施設等におけるリスク管理、法的責任などの施設管理運営に関する知識や、スポーツ医科学、傷害予防
・応急処置、栄養学等の理論と、対象者別
・目的別の実技指導に関する知識を有して、指導
・助言に努める(公益財団法人日本体育施設協会WEBサイトより引用)
ことを目的とした、主にスポーツ施設の管理者やトレーニング指導者等を対象としが民間資格です。
スポーツ施設で起こりうるリスクや法的責任といった内容から、スポーツ医科学・栄養学・応急処置といった内容まで幅広く学べますが難易度は低め。
また受講料36,000円(会員および学生は28,000円)で、上記内容の学習から、CPR(心配蘇生法)やAEDの実技実習まで講習が受けられるため、NESTA-PFTやNSCA-CPTの受験の際にも役立ちます。
ただし直近の開催は新型コロナウイルスの影響で中止となる可能性が高いので、興味のある方は受験前に当協会のホームページより最新情報をチェックしておきましょう。
・スポーツ施設等におけるリスク管理、法的責任などの施設管理運営に関する知識や、スポーツ医科学、傷害予防
・応急処置、栄養学等の理論と、対象者別
・目的別の実技指導に関する知識を有して、指導
・助言に努める(公益財団法人日本体育施設協会WEBサイトより引用)
トレーニング指導士資格概要 | |
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試験日程 | 現在未定 |
受験料 | 36,000円(会員および学生は28,000円) |
受験資格 | ①満20歳以上の健康な男女 ②スポーツ施設等で指導している方、あるいは指導者を目指している方 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
公式サイト | https://www9.jp-taiikushisetsu.jp/ |
健康運動指導士(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)
健康運動指導士は、公益財団法人 健康・体力づくり事業財団から発行される資格で「生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的」で昭和63年から厚生大臣の認定事業として創設されました。 健康運動指導士を取得するには、講習会の受講または健康運動指導士育成校の修了および認定試験への合格が必要です。(その後は5年毎の登録更新) 令和2年現在、健康運動指導士は全国で1万8千人以上おり、フィットネスクラブをはじめ、診療所や病院、介護老人保健・福祉施設など幅広い業種・業界で活躍しています。健康運動指導士資格概要 | |
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試験日程 | 例年、年3回のマークシート方式での実施 新型コロナウイルスによる影響に伴い令和2年度は下記日程に変更 第145回認定試験:令和2年9月28日~12月3日 第146回認定試験:令和2年2月8日~3月31日 ※上記期間内で1回のみ受験可 |
受講料 | 262,500円・税別(104単位コース) 194,500円・税別(70単位コース) 145,500円・税別(51単位コース) 121,500円・税別(40単位コース) |
登録料 | 22,000円・税別(有効期間5年) |
受験資格 | 各単位ごとのコースにより異なる。日本スポーツ協会認定資格(スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、フィットネストレーナーのいずれか)を保有している者の場合、40単位コースの受講が可能。 |
難易度 | ★★★★☆ |
公式サイト | http://www.health-net.or.jp/shikaku/shidoushi/youryou02.html |
健康運動実践指導者(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)
先ほど紹介した「健康運動指導士」と同団体が発行する国内資格「健康運動実践指導者」は、健康づくりのための運動指導者に与えられる称号の一つです。 健康運動指導士が、安全で効果的な運動を実施するためのプログラムの作成・指導計画の調整等を行う資格なのに対し、この健康運動実践指導者は実践指導を行うことができる者とされています。(健康・体力づくり事業財団ホームページより一部引用) どちらがより高度というよりも、両輪の関係にある資格として運用されており、令和2年現在全国で1万9千人以上の方が資格取得されています。健康運動実践指導者資格概要 | |
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試験日程 | 東京開催(第133回) 第Ⅰ期:令和2年9月12日~9月14日 第Ⅱ期:令和2年10月10日~10月12日 第Ⅲ期:令和2年10月31日~11月2日 ※定員満了により募集終了大阪開催(第132回) 第Ⅰ期:令和2年9月11日~9月13日 第Ⅱ期:令和2年10月4日~10月6日 第Ⅲ期:令和2年10月24日~10月26日 ※定員満了により募集終了福岡開催(第134回) 第Ⅰ期:令和3年1月8日~1月10日 第Ⅱ期:令和3年2月12日~2月14日 第Ⅲ期:令和3年3月10日~3月12日東京開催(第135回) 第Ⅰ期:令和3年2月26日~2月28日 第Ⅱ期:令和3年3月12日~3月14日 第Ⅲ期:令和3年3月27日~3月29日 |
受講料 | 124,762円(税別) |
登録料 | 22,000円・税別(有効期間5年) |
受験資格 | 次のいずれか一つに該当していること ◇体育系短期大学または体育専修学校(2年制)もしくはこれと同等以上の学校の卒業者(卒業見込み含む) ◇3年以上運動指導に従事した経験のある者 ◇運動指導に関連する資格を有する者 ◇保健医療に関する資格を有する者 ◇保健医療に関する資格を有する者 |
難易度 | ★★★☆☆ |
公式サイト | http://www.health-net.or.jp/shikaku/shidousya/youryou.html |
一般財団法人日本能力開発推進協会 ダイエットインストラクター
最後に紹介するのは、一般財団法人日本能力開発推進協会から発行されている「ダイエットインストラクター」という民間資格です。 民間資格かつまだ歴史の浅い資格ではありますが、正しいダイエットの知識が学べるとあって気軽に挑戦しやすい資格となっています。 これまでに、芸人の小島よしおさんやモデルのくみっきーこと舟山久美子さんなど、多くの芸能人も取得している親しみやすい資格です。ダイエットインストラクター資格概要 | |
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試験日程 | 随時開催 |
受講料 | 5,600円(税込) |
受験資格 | 当協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
公式サイト | https://www.jadp-society.or.jp/course/diet/ |
資格取得だけじゃない!パーソナルトレーナーとして就職する前に知っておきたいQ&A

パーソナルトレーナーの平均年収は?
パーソナルトレーナーの平均年収といっても、所属するパーソナルジムや都道府県、勤続年数・役職などによってもかなり幅があります。 また正社員や契約社員、または業務委託契約なのかによっても差があります。 参考としてパーソナルトレーナー2~3年目の正社員(役職無)の場合、300~350万円程度とやや低い傾向にあります。 そこからマネージャーや店長などの役職が付くと、350~500万円くらいに上がることもあるでしょう。 さらに、今回紹介したような難易度の高い資格取得やSNS等でのフォロワー数などが多いなど、所属するパーソナルジムの集客にも大きく貢献できるようであれば、さらなる給与アップが見込めます。 ジムによっては紹介での入会によるインセンティブを設けているところもありますね。 いずれにしても、まだ歴史の浅い業界かつ各ジムともに給与評価基準が整っていないケースが多いため、採用担当またはジムオーナーとの給与交渉が年収アップにおいて重要となります。パーソナルトレーナーの平均労働時間・休日は?
パーソナルジムの営業時間はだいたい朝7:00~夜23:00頃まで営業しています。 そのため、トレーナーはシフト制で勤務することが多く、上記営業時間中における8~10時間程度が労働時間と言えるでしょう。 ただし専属のお客様がいて、急な予約などにより一概に上記労働時間とならないケースも多く、労働時間が安定しないことも多いようです。 それでも担当したお客様からの感謝の言葉や、実際に身体の変化を感じてもらえる様子を見ると、何ものにも代えがたいやりがいもあるでしょう。男性・女性どちらの方が就職に有利?
パーソナルジムの利用者の約7割以上は女性のお客様です。 そのため、昨今では女性専用のパーソナルジムや男性専用でも女性パーソナルトレーナーのみが在籍するジムも登場しています。 こうした事情を鑑みると、現在業界では女性のパーソナルトレーナーがやや不足しているように思います。 もちろん業界全体としてパーソナルトレーナーの求人は多くあるため、男性も含めて全体としては売り手市場にあるようです。 とは言え誰でも就職・転職できるかというと、コロナの影響等もあり、パーソナルジム全盛期の以前よりは少し厳しくなっています。 今回紹介したようなパーソナルトレーナーにまつわる取得難易度の高い資格を持っていたり、コミュニケーション力が高い、マネジメント経験がある、SNS等でのフォロワー数が多いなど、何かしらの武器があると就職には有利です。就職or業務委託契約?それぞれのメリット・デメリット
パーソナルトレーナーは、フリーランスとして業務委託契約というケースも最近では多く見られます。 一見自由に活動でき、年収アップも見込めそうではありますが、次のようなデメリットもあります。・自分自身で国民年金や健康保険などの社会保険料を全額収める必要がなる
・ジムと継続して契約があるかどうか分からないため仕事が安定しない
・資格取得や研修
・セミナーなどに参加する場合、自身で費用負担する必要がある
これらを考えると、正社員として働くよりも年収で言うと、最低+100~150万円程度のアップが見込めないとやや厳しいかもしれません。
・ジムと継続して契約があるかどうか分からないため仕事が安定しない
・資格取得や研修
・セミナーなどに参加する場合、自身で費用負担する必要がある
就職するならどんなパーソナルジムに勤めるべき?
これは自論になりますが、大手パーソナルジムへの就職も、小規模なパーソナルジムへの就職も一概にどちらが正解とは言えません。 大手ジムの場合、会社の安定と引き換えに業務として任される範囲が限定的となり、ジムへの集客方法といったマーケティングや初回のカウンセリングを任せてもらえず、将来的に1人で独立するほどの実力がつかない可能性があります。 とは言え、研修制度が整っていたり、シフト変更などにも対応しやすく、比較的長期にわたって勤められるのはメリットです。 反対に小規模なパーソナルジムの場合、自身で外部の研修を受けたり、外部のトレーナーなどと交流をしなければ、自己流のトレーニング方法が身についてしまうケースもあります。 また、急なシフト変更や多少の体調不良でも代わりのトレーナーが居ないということさえ考えられます。 しかしながら与えられる役割は広く、場合によっては経営者と同等レベルで業務を任せてもらえることもあり、幅広いスキルが付くだけでなく、貢献度合いによっては給与アップの交渉もしやすい傾向にあるでしょう。 いずれにしても業界の歴史が浅く、パーソナルトレーナーのキャリア形成もまだそう確立されたものではありません。 3年後・5年後・10年後どうなりたいかを考えながら、自分にとっての最善の選択をしていく必要があります。パーソナルトレーナーの将来性は?
これも自論になりますが、パーソナルトレーナー自体の求人は今後も大きく減るようなことはないと思っています。 もちろん今年に関しては、新型コロナウイルスの影響も大きく、ジムによっては休業補償を行ったり、雇止めにあってしまったという方もいるでしょう。 しかしながら、日本におけるパーソナルジムをはじめとするフィットネス市場はまだまだ成長段階だと言えます。 今後も高齢化社会が続き、さらには人生100年時代に突入していくと予想されているので、医療に頼らない国民1人1人の健康的な自立が鍵となってきます。 そうなったとき、正しいトレーニング方法を熟知しており、適切なチアアップ(励まし)ができるパーソナルトレーナーの需要も必然的に高まると思います。 もちろん先に紹介したような、資格の取得やSNS等でのセルフブランディングなど、自己研鑽に励みながら自身の武器を持つことも重要となってくるでしょう。パーソナルトレーナーになるには?資格まとめ
さて今回は、パーソナルトレーナーになるには?というテーマで、関連する資格11種について受験資格や独学でも受かるかどうかご紹介いたしました。 まとめると、パーソナルトレーナーになるには資格取得は絶対条件ではないものの、持っていると就職や経歴で有利に。 また、・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナル
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI(特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)
これら有名3資格については、独学でも合格可能で、
・フィットネストレーナー)
・NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
・JATI-ATI(特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会 認定インストラクター資格)
・アスレティックトレーナー(AT)
・NATA-ATC
これら2資格については、独学では難しく、所定のインターンシップや大学・専門学校等で受験資格を得る必要があります。
さらに資格を持っているからと言って、パーソナルトレーナーとして必ず活躍できるとは限らず、資格以外にも現場でのコミュニケーション力や接客マナーなども重要となってきます。
ぜひ今回ご紹介したパーソナルトレーナーにまつわる資格で、自身の武器として利用できるようなものを見つけて挑戦してみてくださいね。
・NATA-ATC
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