「筋トレしているけど、変化を感じない」「全然筋肉がつかない」 トレーニングを始めたけど、満足のいく結果を得られていない方は非常に多いです。
もしかしたらやり方や意識すべきポイントを間違えているのかも。
筋肉をつけるには筋トレをすることが大前提ですが、大事なことはそれだけではありません。
なかなか結果が出なくて悩んでいる方も、筋肉がつかない原因と対処法を知って、人生史上最高の体を手に入れましょう!
筋肉がつかない原因

- 速筋繊維 (瞬発力や筋肉のメリハリを表す筋肉)
- 遅筋繊維 (マラソンなどの持久的な動きに適した筋肉)
- トレーニングの負荷が足りない
- 正しいフォームで筋トレできていない
- 有酸素運動を多くとっている
- 食事バランスが悪い
- 目標がない
トレーニングの負荷が足りない

筋トレにおける成功の秘訣は適切な負荷設定で行うこと。
「ちゃんと回数もやっているのに効果が出ない」という方の多くは筋トレメニューの負荷が低い場合が多いです。
10回×3セットでも、1セット目の段階で連続20回以上行えてしまうほど負荷では、筋肉に刺激を与えられません。
よくある失敗例は下記2パターンです。- 芸能人の◯◯が実践して3ヶ月で10kg痩せたメニューだから
- Youtubeでやっていたメニューだから
正しいフォームで筋トレできていない

筋トレは量より質。フォームが何よりも重要です。
なぜなら体中にある筋肉1つ1つは作用する動作・角度が決まっているから。そのため、角度が違う・間違ったフォームは効かせたい筋肉に刺激を与えられない場合が多いというわけです。たとえば「お尻のトレーニングなのに太もも前に効いてしまう」「背中を鍛えたいのに腕が疲れて全然効かない」のような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
正しいフォームを習得するために理解すべきことは各トレーニング種目の基本的なフォーム・注意点を知ることが大切です。
有酸素運動を多くとっている

有酸素運動(ランニング・サイクリング)のやりすぎは筋トレにおいて逆効果となる場合があります。
なぜなら長時間動き続けられる有酸素運動はエネルギーが少なくなってくると、筋肉を分解して体を動かすエネルギーを作り出してしまうからです。
有酸素運動をやりすぎている方の行動パターンは下記2つ。
・筋トレをしないで外でランニングばかり行っている
せっかく鍛えて、ついてきた筋肉も有酸素運動を多く行ってしまうと±0。やりすぎればマイナスになってしまう場合もあります。空腹を感じたら危険視号なので気をつけましょう。
筋肉をつけたい方であれば、ウォーミングアップ・クールダウンとして5〜10分ほどの利用をおすすめします。食事バランスが悪い

筋肉の材料はタンパク質です。手軽に手に入るコンビニ食やリーズンブルな料理は炭水化物(糖質)・脂質に偏りやすくタンパク質が不足しやすい傾向にあります。
食事バランスが悪い方は、以下のようなパターンが多いです。
- ランチはコンビニのおにぎり、パン、お弁当、麺類のみ
- カレー、ラーメン、やきそばなどの一皿料理が多い
- 自炊のお弁当でも冷凍食品や揚げ物がメインで、全体的に茶色い食材が多い
- 間食や食後のお菓子の量が多い
忙しい現代では一皿・単品料理になりがちです。
しかし、筋肉を付けたければバランスの良い食事は欠かせません。
タンパク質の摂取量を増やすために、お肉・お魚・卵を積極的に食べるようにしましょう。
外食であれば和食の定食、そば、海鮮丼がおすすめです!
目標がない

目標設定をせずにトレーニングを開始してしまう方は意外と多いです。
とはいえ、目標が無いと何のために頑張っているのか・どこまで頑張れば良いのか判断ができなくなりモチベーションが低下する原因に。
トレーニング開始時に決めておくと良い項目は以下6つです。
- いつまでに (◯月◯日までに)
- 何kg (スクワットで体重分の重量)
- 何回 (1回でいいのか / 10回なのか )
- 何セット (1回上げられればいいのであれば1セット / 10回3セットなら3セット)
- 最終ゴール (スクワットを◯月◯日までに45kgを1回上げられるようになる)
- 中間目標としての小さなゴール (1ヶ月後までにスクワットで15kg×10回×3セットできるようになる)
最終ゴール目標だけなく中間(週ごと / 月ごと)の目標も決めておくと、成長を感じやすくモチベーションの維持に効果的です。
また、中間目標は途中経過を把握できるだけでなく、軌道修正をする判断材料にもなります。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、明確な目標の有無は結果を左右するほど重要です。 具体性のある目標を設定して成功に大きく近づきましょう! さて、筋肉がつかない原因を理解していただいたところで、次は筋肉がつくメカニズムについて解説します。 「どうして頑張っているのに筋肉がつかないんだろう」とお悩みの方も、大きなヒントを得られるはずです。筋肉がつくメカニズム

- 筋トレにより成長ホルモンが分泌される
- タンパク質を分解したアミノ酸が成長ホルモンにより、筋肉に取り込まれる
- アミノ酸が筋肉を修復
・増強される
筋肉をつけるコツ・対処法

筋トレ・食事・睡眠

筋肉をつけるためには筋トレ・食事・睡眠の3つが必要です。全て別々のことですが、どれか1つでも欠けると結果は出にくくなります。
筋トレ
筋トレは筋肉に刺激を与え、成長させるために、ご自身の体力レベルに合った適切な強度と種目を行うようにしましょう。筋肉を大きくしたいのか・引き締めたいのか・筋力を高めたいのかによって行うべき回数も異なります。
以下を参考に負荷設定をしてみてください。目的 | 強度 | メニュー(休憩時間) | 負荷の目安 |
---|---|---|---|
筋肉を 大きくしたい | 80% | 10回×3セット (60秒) | 15回 |
引き締めたい | 50~60% | 20~30回×5セット (60秒) | 30~40回 |
筋力を 高めたい | 90% | 4回×3セット(120~180秒) | 6~8回 |
備考 | 1回できる負荷を100%とした場合の数値 | 1セット目の段階で連続で行える最大回数 |
食事
食事は、筋肉を発達させるために必要な栄養補給を心がけましょう。 特に必要な栄養は以下3つです。- ビタミンD (筋肉の合成とカルシウムの吸収を促進)
- ビタミンA,C,E (抗酸化作用があり、疲労回復を促進)
- タンパク質 (筋肉の材料となる必要不可欠な栄養素)
睡眠
睡眠は、ノンレム睡眠時に成長ホルモンが分泌され、筋肉を回復させる働きがあります。夜22:00~午前02:00は筋肉のゴールデンタイムと言われており、その時間に寝ると筋肉の回復と成長が促進されやすいです。
夜勤やシフト制で生活リズムにバラツキがある方は、睡眠の質を高めることを重視しましょう。
睡眠の質を低下させやすい行動は以下4つです。- 睡眠前のスマホ、パソコン操作
- コーヒーや紅茶などからのカフェイン摂取
- 就寝直前の食事
- 就寝前の激しい運動
正しい目標と負荷設定

- ◯月◯日までにに体重□□kg / 体脂肪率□□%になる
- ◯月◯日までにスクワットで□□kgを1回できるようになる
- 今週は◯回筋トレをする
- 鶏胸肉を◯回食べる
- 週1回だけでいいから21:00にお風呂に入って22:00に就寝する
- 毎日、水を1リットル以上飲む。5回できたら
1.5リットルに挑戦する。 - 週2回、1駅手前で降りて歩く
目標もゴールとなる数値だけだと先が見えなくて達成感を感じにくいです。
おすすめは実施した回数を指標とすること。回数は達成しやすく、ちょっとのことでも挫折しない自信がつくので、ぜひ導入してみてください!
負荷は、軽すぎても重すぎても結果は期待できません。ご自身の目的と筋力レベルにあったメニューであることが重要です。 より正確な負荷設定を知りたい方は、パーソナルジムやフィットネスジムのトレーナーに相談してみることをおすすめします!プロテイン・サプリメントの摂取

筋肉をつけるためには素早い栄養補給も欠かせないポイント。
特に筋トレ直後は筋肉がダメージを追っているので1秒でも早く吸収されるプロテインがおすすめです。
お肉・魚介類・卵に含まれるタンパク質はアミノ酸に分解されて、筋肉に取り込まれるまで3~4時間かかるため非効率的。
しかし、プロテインであれば1時間ほどで筋肉にアミノ酸を届けることができます。
筋肉をつけるために、積極的にプロテインを飲みたいタイミングは以下3つです。
- 筋トレ直後(体重分〜体重の
1.2倍のg数) - 就寝の1時間前(体重の1/3~半分のg数)
- 起床直後(体重の1/3~半分のg数)
筋肉を大きくしたい・筋力を高めたいという方は、筋トレの1時間前にも飲むと成長を促進するだけでなく、疲労を軽減させる効果が期待できます。
他にもビタミン・ミネラルなど栄養補助食品の摂取もおすすめです。 ビタミンは代謝促進、ミネラルは臓器の機能改善・体調を良くする効果があります。 野菜や果物から主に摂取しますが、1日分の栄養素を食材から摂ろうとすると、食べる量も多くお金もかかりコスパが悪いです。ビタミンB1をモロヘイヤから摂ろうとすると約600gを毎日食べなくてはいけません。(18〜49歳の女性は1.1mgが推奨量 / モロヘイヤ内のビタミンB1は100g中0.18mgで換算) その点、サプリメントは月3,000〜5,000円ほどで必要な栄養を全て補給させてくれるので、時間・手間・お金の面でもコスパが良いです。 食事は食事で楽しみながら、筋肉をつきやすくするためにもサプリメントの摂取をぜひご検討ください!まとめ

- 正しい強度とフォームで筋トレをする
- タンパク質を主に意識した食事を心がける
- 睡眠時間の確保やストレッチによる休養も欠かさない
- 継続するための適切な目標設定と手段選びをする

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