「産後に増えた体重が、全然減らない...」といった悩みを抱える女性は多いようです。
産後に体重が減らないのは、筋肉が落ちていることや骨盤の歪みが原因です。
そこで今回は、体の歪みの専門家が産後のダイエット対策や体重を落とすための骨盤の整え方を解説。
産後なかなか体重が減らずに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
産後に体重が減らないのは、筋肉が落ちていることや骨盤が歪んでいることが原因です。
それぞれについて詳しく解説しますので、まずは産後太りの原因を理解してみましょう。
産後に体重を落とすポイントは、以下の通りです。
産後のダイエットを開始する時期は、産後21日後からだと言われています。産後の21日までは産褥期と言われていて、出産後の体が出産前の状態に戻るまでの期間です。
出産時に体がダメージを受けているので、ゆっくりと元の状態に戻るのを待ってから、徐々にダイエットを開始すると良いでしょう。
ダイエットを始める際も、体の様子を見ながら徐々にトレーニングの負荷を上げたり、有酸素運動の時間を伸ばしたりしてください。
産後は体質的にもデリケートな時期なので、体を労りながら少しずつ運動を始めましょう。
ここでは産後でも安心のトレーニングを、YouTube動画の中から紹介します。
産後の体にも優しいトレーニングを集めましたので、ぜひ参考にしてください。
産後に体重が減らない原因

出産前の身体と比べると筋肉が落ちている
産後は腹部が大きく膨らむため、腹筋が伸ばされて筋肉が落ちてしまいます。筋肉が落ちると基礎代謝量も低くなるため、産後に体重が減りづらくなるのです。 基礎代謝量とは体を動かさなくても消費されるエネルギーのことで、体温や呼吸といった身体の機能を維持させるのに必要なものです。 基礎代謝のうちの約5分の1は、骨格筋によるエネルギー消費だと言われています。そのため、筋肉が落ちると基礎代謝量が落ちて体重が減りづらくなります。 産後に落ちるといわれる腹筋は、骨格筋に含まれる筋肉なので、腹筋の減少も産後の体重が減らない原因だと言えます。骨盤が歪み代謝が落ちている
産後は出産時のホルモンの影響で、骨盤が歪みやすいと言われています。骨盤が歪むと、姿勢を維持するための筋肉バランスが悪くなるため、代謝が落ちやすくなるのです。 立った状態や座った状態を維持するために、姿勢を保つための筋肉を使います。 骨盤が歪むと、姿勢を支える筋肉への負荷が違ってくるため、体の前後左右の筋肉量がアンバランスに。 使われない筋肉は量が減少してエネルギー消費をしづらくなり、使われ過ぎる筋肉は疲労が溜まって代謝が落ちます。 結果的に、体重がなかなか減らなくなるのです。産後に体重を落とすポイント

・骨盤の歪みを認識する
・骨盤の歪みを治す
・授乳中のため食事制限は避ける
・筋トレで基礎代謝を上げる
詳しく説明するので、参考にしてください。
・骨盤の歪みを治す
・授乳中のため食事制限は避ける
・筋トレで基礎代謝を上げる
骨盤の歪みを認識する
産後の体重を落とすには、まずは骨盤の歪みを認識してみましょう。 骨盤にどういった歪みが生じているかが分かれば、骨盤を整えるためのトレーニングやストレッチにも取り組みやすくなります。 産後の骨盤の歪み方のポイントは次の2つです。・骨盤内のインナーマッスルや内ももにある筋肉が緩んで、開いた状態になりやすい
・妊娠時の大きなお腹の影響で骨盤が前傾している
つまり産後の骨盤は開いて、前傾する傾向にあるのです。
実際に開いた骨盤を矯正するために、骨盤ベルトを使用する産後の女性も多く見受けられますし、前傾した骨盤が原因で腰が痛くなる方もいらっしゃいます。
次に、どのように骨盤の歪みを整えるのかを見ていきましょう。
・妊娠時の大きなお腹の影響で骨盤が前傾している
骨盤の歪みを治す
骨盤が歪むと代謝が落ちてエネルギーが消費されづらくなり、体重が落ちにくくなります。そのため産後に体重を落としたい場合は、骨盤の歪みを整えるのもおすすめです。 産後の骨盤を整えるためのポイントは、次の3点。・開いた骨盤を閉じるために内ももの筋肉や骨盤底筋を鍛える
・前傾した骨盤を整えるためにお尻の筋肉や腹筋を鍛える
・緊張した股関節前の筋肉を柔軟にする
以上の点に気を付けてトレーニングを行えば、歪んだ骨盤が整い産後の体重もコントロールしやすくなるでしょう。
・前傾した骨盤を整えるためにお尻の筋肉や腹筋を鍛える
・緊張した股関節前の筋肉を柔軟にする
授乳中のため食事制限は避ける
母親が食べたものが母乳となって、赤ちゃんの栄養になるので、授乳中の食事制限は避けたほうが良いでしょう。 妊娠期についた脂肪は母乳として利用されるため、赤ちゃんに母乳を与えると体重も減りやすくなるとも言われています。 つまり授乳中に無理な食事制限をして体重を落としてしまうと、不健康なダイエットでガリガリな体型になってしまう可能性があるのです。 産後は適度な運動で体重をもとに戻すことに努め、無理な食事制限は避けるようにしましょう。筋トレで基礎代謝を上げる
筋肉をつけると基礎代謝が上がるので、適度な筋トレを実践するのは産後太りを解消するのに有効です。 基礎代謝を上げるための筋トレは、妊娠中に落ちてしまった腹筋や子ども抱っこする際に必要な足腰の筋肉を鍛えるとよいでしょう。 腹筋や足腰などの人体の中でも大きな筋肉を鍛えるのは、基礎代謝を上げるのに有効だと言われています。 腰を痛めたり、激しい筋肉痛になったりしないように注意して、徐々にトレーニングを始めると良いでしょう。産後はいつからダイエットするのがいいか

産後でも安心のトレーニング

トレーニング1:産後におすすめなストレッチとトレーニング
産後にゆるみやすい骨盤底筋や、お尻の筋肉をストレッチしたりトレーニングしたりする運動です。 前半はお尻や骨盤周りのストレッチから始まります。 リラックスしながら、できる範囲でストレッチをすると良いでしょう。 後半はヒップリフトを使ったお尻と骨盤底筋群のトレーニングです。 ヒップリフトは腰を痛めるリスクの少ないトレーニングなので、産後の女性に特におすすめ。トレーニング2:ドローインでお腹のインナーマッスルを鍛える
産後に腹筋をする場合は、まずはドローインから始めると良いでしょう。 通常の腹筋のように体を起こすようなトレーニングは、腰への負担が大きく痛めてしまう可能性があります。 ドローインだと呼吸を利用して、お腹を膨らませたりひっこめたりするだけなので、体への負担も小さいのです。 さらに、ドローンで鍛える腹横筋はお腹のインナーマッスルで、姿勢や骨盤を正常な位置に保つのに重要な筋肉なのです。 効果と安全性ともに、ドローインは産後の女性におすすめなトレーニングです。トレーニング3:骨盤の前傾への歪みを整えるエクサササイズ
産後は骨盤が前に倒れて腰が反ってしまう女性も多いものです。 動画では前に傾き過ぎた骨盤を整えて、反り腰を改善するためのエクササイズが紹介されています。 ゆっくりとした動きで行うトレーニングなので、産後の女性も実践しやすいでしょう。 産後に前傾して歪んだ骨盤を整えて、ダイエットしやすい体質を目指しましょう!まとめ
産後に体重が減りにくい原因は、次の通りです。・出産前よりも筋肉が落ちているから
・骨盤が歪み代謝が落ちているから
そのため、出産後は筋トレをして筋肉を出産前の状態に戻したり、骨盤の歪みを整えたりすれば、体重が減りにくい悩みを解決できます。
とはいえ産後はトレーニングの安全面にも気を配りたいところ。
授乳中のため、食事制限を避けてダイエットをしたり、体に負担が少ないトレーニングを実践することが大切です。
また、産後21日間は体がもとの状態へと戻ろうとする時期なので、トレーニングを始める場合は産後21日後からにしましょう。
今回は産後の女性におすすめなトレーニングをお伝えしました。
もし自分に合ったトレーニング方法が分からない場合は、トレーニングの専門家であるパーソナルトレーナーに相談してみるのもおすすめです。
無料でカウンセリングを受けられるパーソナルトレーニングジムも多いので、一度ジムに訪れてみてはいかがでしょうか。
・骨盤が歪み代謝が落ちているから

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