2025.5.19

シットアップができない原因とは?対策法やポイントをトレーナーが解説!

「シットアップをしたいけど、思うように上体を起こせない」 「シットアップはどうすればできるようになる?」 このようなお悩みや疑問を解決します。 実は、シットアップができないのは筋力不足だけでなく、そのほかにも原因があります。 この記事では、シットアップができない原因と対策法、ポイントについて詳しく解説していきます。

シットアップができない原因とは?

シットアップができない原因は、筋力不足以外も関係しています。 原因を大きくまとめると以下の3つです。
・腹筋の筋力が低下している
・反り腰になっている
・背中の柔軟性がない
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

腹筋の筋力が低下している

シットアップができない1つめの原因は腹筋の筋肉が低下していることです。 そもそも腹筋は、おもに4つの筋肉で構成されています。 腹筋の構造 上図のうち、シットアップで使う筋肉はおもに「腹直筋」です。 腹直筋は脊椎を丸める(前屈)際に使われるので、筋力が低下していると上体を起こす動作が難しくなります。 そのため、腹直筋の筋力が足りない方はシットアップができないのです。

反り腰になっている

シットアップができない2つ目の原因は、反り腰になっていることです。 反り腰とは、その名の通り腰が前方に反っている状態を指します。 腰が前方に反っていると、腹筋に力が入れづらかったり、背中をうまく丸めることができなかったりするため、シットアップができない原因に。 反り腰はそれ以外にも腰痛やポッコリお腹の原因になるなど、たくさんのデメリットがあるため、早急な改善が必要です。

背中の柔軟性がない

背中の柔軟性がないことも、シットアップができない原因の1つ。 反り腰と同じく、背中が硬いと身体をうまく丸めることができないからです。 デスクワークや運転などで同じ姿勢を長時間キープしていると、筋肉は硬くなりやすくなるので注意しましょう。 それでは、どのような対策をするとシットアップができるようになるのでしょうか。 続いては、シットアップができるようになる対策法について解説していきます。

シットアップができるようになる対策法

シットアップができるようになる対策法には、以下の2つが挙げられます。
・まずは腹筋を鍛える
・ストレッチをする

まずは腹筋を鍛える

先ほどお伝えしたように、そもそも腹筋がないとシットアップはできません。 そのため、まずはシットアップよりも難易度が低いトレーニングでお腹を鍛えることが大切です。 初心者の方でも簡単にできる筋トレ方法として、
・プランク
・腹式呼吸
・クランチ
などがあります。 なかでも腹式呼吸は簡単にできるため、筋トレに抵抗がある方にはおすすめです。 腹式呼吸の手順は下記のとおり。
  1. 鼻から息を吸い込むと同時に、限界までお腹を膨らませる
  2. 口から息を吐くと同時に、限界までお腹を凹ませる
  3. 上記の手順を5〜10回ほど繰り返す
楽そうにみえる動作ですが、しっかり意識してやるとお腹まわりに疲労感を感じます。椅子に座りながらやったり、床に寝ながらやったりするとお腹の動き を意識しやすいので、ぜひ実践してみてください。

ストレッチをする

反り腰や背中の硬さのせいでシットアップができない方は、まずはストレッチをしましょう。 背中のストレッチには、ヨガの「キャット・カウ」というポーズがおすすめです。 キャット・カウは、ヨガの猫のポーズ(背中を丸める)と牛のポーズ(背中を反らす)を繰り返すもので、ヨガ初心者の方でも簡単にできます。 反り腰にならないように気をつけながら、しっかり呼吸することを意識して行いましょう。 続いては、シットアップができるようになった後のポイントを解説します。

効果的なシットアップのポイント

シットアップの効果を引き出すには、以下の2つのポイントを意識しましょう。
・反動で起き上がらない
・呼吸を忘れない

反動で起き上がらない

シットアップを行う際、反動で一気に起き上がらないように気をつけましょう。 反動を使って起き上がると、肝心の腹筋をあまり使うことができません。 また、背中や腰に負担がかかるため、怪我などにつながってしまう可能性もあります。 シットアップを行う際にはしっかりと腹筋を意識しながらゆっくりと体を起こしましょう。

呼吸を忘れない

これはシットアップに限った話ではありませんが、筋トレを行う際には呼吸を忘れないようにしましょう。 呼吸をせずに筋トレをしてしまうと
・筋トレ効果の低下
・血圧の急激な上昇
に繋がってしまいます。 腹式呼吸を意識し、力を入れる時に吐く、抜く時に吸うと効果的です。

まとめ

シットアップができない理由には、筋力不足や体の柔軟性など、さまざまな要因があることがわかっていただけたでしょうか。 シットアップは他の筋トレよりも少し難易度の高いものですので、間違った方法で無理に行ってしまうと怪我をしてしまう可能性があります。 まずはシットアップができるようになる対策をし、正しい方法でシットアップを行いましょう。