2025.5.19

断食の脂肪燃焼はいつから?正しいやり方や注意点を元トレーナーが解説

「断食を検討しているけど、脂肪燃焼が始まるのはいつから?」といった疑問はありませんか? 結論、断食で脂肪燃焼が起こるのは、3日目からといわれています。短期間で痩せられる方法として話題を集めていますが、正しいやり方で行わないと身体に支障をきたす恐れもそこで今回は、断食で脂肪燃焼が起きるメカニズムや注意点、正しいやり方などを紹介します。 断食を検討している人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

そもそも断食で脂肪燃焼が起こるメカニズムって?

前提として、基本的に人は糖質をエネルギー源にして活動しています。 しかし、それは日頃から糖質を摂取する人のケースです。では断食で糖質を摂らない期間が続くとどうなるのでしょうか。 まず第一段階として、体内に貯蔵している糖質(グリコーゲン)がなくなります。 すると、身体は糖質の代わりにタンパク質をエネルギー源に変換。そのタンパク質もなくなれば、脂肪をエネルギー源に変換し、最終的に脂肪燃焼が起こります。 まとめると次のとおりです。
  1. 基本的に人は糖質をエネルギー源にして活動している
  2. 体内の糖質が枯渇すると、タンパク質をエネルギー源にして活動する
  3. タンパク質が枯渇すると、脂肪をエネルギー源にして活動する
つまり体内から糖質とタンパク質がなくなれば、身体のエネルギーとして脂肪を使うため、脂肪燃焼が起こります。 続いて、断食を始めてから脂肪燃焼が始まる期間を紹介します。

断食の脂肪燃焼は3日目から

断食の脂肪燃焼は3日目からといわれています。これは、エネルギー源が糖質から脂肪に変わるまでの期間を指します。そのため、ダイエット目的で断食を行うなら、最低でも3日以上は続けてください。 しかし、断食は身体に良いダイエットといえません。基本的に人は食べ物からエネルギーを作りますが、断食を行うとエネルギーが生成されにくくなります。その結果、体内の機能が低下する恐れがあるのです。 具体的な内容は次で解説しますね。

断食の注意点は2つある

断食の注意点は、次の2つです。
  • 痩せにくくなる可能性がある
  • 疲れやすくなる
断食は短期間で痩せられますが、その分の代償が大きいです。断食を行うなら、体調と向き合いながらダイエットしてください。

痩せにくくなる可能性がある

断食中は、基本的に栄養を摂取しないので栄養不足になりがちですすると体は食べ物からエネルギーを補給できなくなるため、筋肉から栄養をつくりだします。 その際、筋肉の材料であるアミノ酸が分解され、結果として筋肉量が減少するのです。筋肉が減ると基礎代謝も低下するので、結果的に痩せにくい体になります。 続いて断食の注意点の2つ目を見ていきましょう。

疲れやすくなる

断食中は、常にエネルギーが足りていない状態が続くため、普段よりも疲れやすさを感じる可能性があります。運動レベルの高い人は、疲れやすさをより感じるでしょう。 場合によっては、吐き気やふらつきなどの症状が現れる可能性もあります。 そのため断食を行うなら、「正しいやり方」をおさえてダイエットに励んでください。

断食の正しいやり方

断食の正しいやり方は次の3つです。
  • 断食の前に目標体重を決めておく
  • 断食中は糖質を摂らない
  • 断食後はクリーンな食事を心がける
断食はダイエットの中でも危険な方法に分類されます。おすすめできるダイエットではありませんが、せっかく行うなら正しいやり方をおさえておきましょう。

断食の前に目標体重を決めておく

断食を始める前に、まずは目標体重を決めてください。なぜなら、目標が決まっていなければ、断食をどのくらい続ければいいかわからないからです。 断食の期間が長くなるほど、身体に悪影響が出てくる可能性があるため、目標体重に達した時点で断食をやめるのが基本です。 続いて、断食の正しいやり方を紹介します。

断食中は糖質を摂らない

断食中は糖質の摂取を控えてください。断食で脂肪燃焼を狙うには、体内の糖質が枯渇している状態をつくる必要があります。 先にも触れたとおり、糖質を摂取すると身体は糖質をエネルギー源にするため、脂肪燃焼が起こりません ジュースを飲むことが許容されている断食もありますが、ジュースにも糖質は含まれています。断食で脂肪燃焼を狙うなら、ジュースを含め糖質摂取は控えた方がいいでしょう。 続いて断食後の正しい行動を紹介します。

断食後はクリーンな食事を心がける

断食後はクリーンな食事を心がけるのが、ダイエットを成功させるためのポイントです。断食中の身体は飢餓状態のため、体内に入ってくる栄養に敏感になっています。 そこでジャンクフードなどの高カロリー食を摂取すると、栄養を吸収しすぎるため太りやすくなるのです。 そのため「断食が終わったから好きなものを食べられる」ではなく、断食を終えたからこそクリーンな食事を心がけて、身体を普段の食事に慣らしましょう。 とはいえ、断食中は食事を摂れないわけですから苦難を伴います。食べながらダイエットしたい方は、パーソナルジムがおすすめです。

パーソナルジムは食べながら痩せられる

パーソナルジムでは、トレーナーから栄養バランスの摂れた食事内容を指導してもらえます。そのため断食のような苦難を伴うダイエットをしなくても、痩せることができるのです。 加えてダイエット中に、筋肉が減ったり疲れやすくなったりなどのデメリットも基本的にありません。 これらの症状は食事を摂らないことで発生するため、食べながら痩せられるパーソナルジムでは健康的に痩せられます。 以上のことから、食事を摂りながらかつ健康的に痩せていきたい人には、パーソナルジムがおすすめですよ。

まとめ

断食の脂肪燃焼は3日目から始まると紹介しました。そのため、断食を行うなら最低でも3日以上は続けてください ただし、断食には「筋肉が減る」「疲れやすくなる」などの注意点もあります。そのため、断食の正しいやり方をおさえてからダイエットに励んでください。 食事を摂りながら痩せていきたい人には、パーソナルジムがおすすめです。パーソナルジムでは、栄養バランスの摂れた食事を摂取できるため、健康的に痩せていけるのです。