
「何を試しても痩せない」と悩んでいる人は、極端なカロリー制限に走りがち。
とくに1日の摂取カロリーを1000キロカロリーまで抑えようとしている人は要注意です。
摂取カロリーを減らしすぎると、エネルギー不足によって筋肉量や代謝が低下するだけでなく、倒れる可能性もあります。
そこで今回は、
冒頭でも触れましたが、1日の摂取カロリーが1000キロカロリーを下回ると、エネルギー不足となり倒れる可能性があります。
1000キロカロリー以下だと、基礎代謝量(※)分のエネルギーを確保することができないからです。
自身の基礎代謝量は、以下の表を参考にするとよいでしょう。
引用:厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供]
※基礎代謝量:寝たきりでも消費される必要最低限のカロリー
ご覧のとおり、基礎代謝量は男女ともに1000キロカロリーを上回っていますよね。つまり大多数の人は、寝たきりの状態だとしても1000キロカロリー以上のエネルギーが必要というわけです。
それを無視して摂取カロリーを極端に削る生活を続ければ、めまいや立ちくらみなどの症状で倒れる可能性があります。
1日1000キロカロリー以下のダイエットは、下記のようなデメリットもあります。
ダイエット中の食事では、カロリーだけにとらわれるのはおすすめしません。
それよりも大事なのは、食事の内容。
食事法を考える時は以下の3点に着目し、健康的なダイエットを行いましょう。
なるべく早くダイエット効果を実感したいのであれば、運動量を増やしましょう。先にも触れたとおり、摂取カロリーを減らせる範囲には限界があります。
そこで無理なカロリー制限をして、基礎代謝量を下回るような食事を続けるのはかなり危険です。そのため、基礎代謝量分の摂取カロリーは確保したうえで、あとは運動でカロリーを消費しましょう。
また、運動はダイエット以外にも、健康や生活習慣病の予防にも効果があります。有酸素運動は、脂肪燃焼効果があり、筋トレは筋肉量が増加し基礎代謝アップにも効果的。
ただし、忙しかったり、自分1人では続けられないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方には、パーソナルジムをおすすめします。専任のトレーナーがマンツーマンで筋トレ法や食事法を指導してくれるので、大きな効果を見込めますよ。
運動が苦手な方でも、筋トレ未経験の方でも、一からレクチャーしてくれるので、安心してください。
1日1000キロカロリーを下回るような極端なカロリー制限は、ダイエットには逆効果。身体が必要とする基礎代謝量を下回り、エネルギー不足で倒れる危険性があります。
また、身体が飢餓状態になりカロリーを消費しにくく太りやすい身体になることも。健康的に痩せるためには、食事内容をしっかり見直し、運動も合わせて行いましょう。
1人で運動を続けられないという方は、パーソナルジムに通うこともおすすめ。専属トレーナーが背中を押してくれるので、モチベーションを保つことができますよ。
・1日1000キロカロリー以下はなぜ危険なのか
・ダイエットのための正しい食事法
について解説していきます。
これを参考に、健康的に痩せられる方法を理解し、理想の身体を手に入れましょう。
・ダイエットのための正しい食事法
1日1000キロカロリー以下は倒れる可能性アリ

性別 | 男性 | 女性 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
年齢 | 基礎代謝 基準値 (kcal/kg/日) | 参照体重 (kg) | 基礎代謝量 (kcal/日) | 基礎代謝 基準値 (kcal/kg/日) | 参照体重 (kg) | 基礎代謝量 (kcal/日) |
15-17歳 | 27.0 | 59.7 | 1610 | 25.3 | 51.9 | 1310 |
18-29歳 | 24.0 | 63.2 | 1520 | 22.1 | 50.0 | 1110 |
30-49歳 | 22.3 | 68.5 | 1530 | 21.7 | 53.1 | 1150 |
50-69歳 | 21.5 | 65.3 | 1400 | 20.7 | 53.0 | 1100 |
・身体症状が出る
・飢餓状態になる
それぞれ解説していきます。
・飢餓状態になる
身体症状が出る
エネルギー不足で倒れるまでには至らなくとも、何らかの身体症状が出る場合があります。 考えられる症状は、以下の通りです。・肌荒れ
・抜け毛
・むくみ
・免疫力の低下
・元気や活力がでない
上記の症状が出ると、仕事や家事、日常生活にも支障を及ぼすことがあります。
ダイエットが原因で体調を崩してしまっては元も子もありませんよね。
健康的にダイエットができるよう、基礎代謝量のカロリーは最低限摂取しなければなりません。
・抜け毛
・むくみ
・免疫力の低下
・元気や活力がでない
飢餓状態になる
私たちの身体には、摂取カロリーに応じて代謝量を上げ下げする「代謝適応」という機能が備わっています。つまり摂取カロリーが増えれば代謝量が上がり、摂取カロリーが減れば代謝量も下がるのです。 つまり摂取カロリーを極端に制限すると、身体は無駄なエネルギー消費を避けるために代謝量を低下させるのです。その結果、体脂肪が燃えにくく、リバウンドしやすい身体になります。 このように、1日1000キロカロリー以下の極端なカロリー制限にはデメリットがあることが分かりました。 では、ダイエットの食事はどのようにすればよいのでしょうか。健康的に痩せるための正しい食事法について、解説していきます。カロリーよりも食事内容を重視するべき

・糖質と脂質を控える
・小分けにして食べる
・むくみを解消する食材を摂る
それぞれについて解説していきます。
・小分けにして食べる
・むくみを解消する食材を摂る
糖質と脂質を控える
糖質と脂質は、どちらも身体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎは禁物。 糖質を過剰に摂取するとインスリンというホルモンの働きによって、余分な糖が体脂肪として蓄積されてしまいます。 また、脂質は栄養素の中で最も高カロリーなので、摂りすぎるとカロリーオーバーにつながる恐れも。 このことから糖質と脂質を控えれば、脂肪の蓄積を抑えることができます。 脂肪を落として綺麗なボディラインを実現するためにも、糖質と脂質は制限するのがおすすめです。小分けにして食べる
少量の食事を数回に分けて摂ることもダイエットに効果的。 1回あたりの食事量が多いと血糖値が急上昇するので、インスリンが過剰に分泌されます。 前述したように、インスリンは余分な糖を体脂肪として蓄積させる働きがあるので、なるべく分泌させないことが重要です。 食事を小分けにすると血糖値の上昇が緩やかになるので、効果的にダイエットができますよ。また、食事を小分けにすれば空腹時間が短くなるため、ドカ食い予防にもなります。むくみを解消する食材を摂る
むくみを解消することは、見た目の変化だけでなく、痩せやすい身体にもつながります。 むくみ解消によって血行を促進することで、基礎代謝の上昇が見込めるからです。 以下は、おすすめの食材です。ぜひ参考にしてみてくださいね。・カリウムを多く含む食材:きゅうり、なす、りんご、アボガド、ささみなど
・ビタミンB群を多く含む食材:キウイ、ブロッコリー、パプリカ
・ビタミンCを多く含む食材:赤身肉、豚肉、豆腐、ほうれん草、レバーなど
さて、極端なカロリー制限が危険であり、食事の内容に気を付けなければならないことが分かりました。
1日1000キロカロリーのような極端なカロリー制限は避け、基礎代謝以上のカロリーは最低限確保するようにしましょう。
とはいえ、なるべく早くダイエットの効果を実感したい方は多いはずです。
そんなときの対処法について説明します。
・ビタミンB群を多く含む食材:キウイ、ブロッコリー、パプリカ
・ビタミンCを多く含む食材:赤身肉、豚肉、豆腐、ほうれん草、レバーなど
食べたカロリーは運動で消費しよう

まとめ


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