
SNSなどで目にする機会が多いダイエットのなかでも、ひときわ目立つのが「1日500キロカロリー」というカロリー制限。
摂取エネルギー量が極端に少ないので間違いなく痩せますが、正直おすすめしません。体も心もボロボロになるからです。
この記事では、1日500キロカロリーに制限するリスクを解説します。そのうえで、おすすめの痩せる方法をお伝えするので、健康かつキレイになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
1日500キロカロリーに制限するダイエットを続けた結果、マイナス5キロの減量に成功した若い女性をTwitterで見つけました。
https://twitter.com/mmmxxlll/status/1581458084412522496
手足がスラっとしており、守りたくなる華奢な体です。今どきの若い女性に人気の体型ですから、同じようになれるなら「私も1日500キロカロリーで過ごそう!」と思ってしまうかもしれません。
しかし、1日500キロカロリーの食事はおすすめできないのです。次章で理由を解説します。
1日500キロカロリーの食事をおすすめしない理由は、大きく3つあります。
くわしい内容を確認していきましょう。
「健康的に痩せたい」「ある程度短期間でダイエットを成功させたい」という方は、1日500キロカロリーを消費するダイエットがおすすめです。
1日の摂取カロリーのうち500キロカロリーを減らす生活を1ヶ月(30日)続ければ、500キロカロリー×30日=15,000キロカロリーを消費できます。
体脂肪1kgは7200キロカロリーなので、計算上では2kg減らせることに。
半年ほど続ければ、体脂肪を10kg以上減らせる計算です。具体的な方法は次章でお伝えします。
1日500キロカロリーを消費するには、食事の管理と運動の習慣が必要です。
くわしく解説します。
1日500キロカロリーの食事をとり続けると、心身ともに調子が悪くなるのでおすすめしません。
見た目も含め、健康的で魅力のある体型を目指すなら、1日500キロカロリーを消費するダイエットにチャレンジしてみてください。
摂り過ぎていた糖質や脂質を減らし、かつ運動で消費エネルギー量を増やせば、必ず痩せることができます。まずは1ヶ月、チャレンジしてみましょう!
1日500キロカロリーを一ヶ月続けてマイナス5キロ

1日500キロカロリーの食事をおすすめしない理由

- 体調を崩しやすい
- みすぼらしい体になる
- メンタルが乱れやすい
1.体調を崩しやすい
1日500キロカロリーの食事をとり続けると、体調を崩します。必要最低限のエネルギーさえも補えない栄養失調の状態になり、体の機能が正常に働かなくなるからです。 1日500キロカロリーの食事を続けた結果、体調を崩した方のTwitterをご覧ください。 https://twitter.com/pogdlEI7btgIb/status/1411570300337070081 https://twitter.com/toru_0211/status/1259005320145199104 https://twitter.com/a_iris_chat/status/1248664774356766721 「死にそう」「フラフラ」「寒い」など、生きる活力が低下している証拠。 私たちは生きるだけでも1000~1500キロカロリーを消費する生き物です。それにも関わらず1日500キロカロリーしか食べなければ、全然エネルギーが足らないので、脳は生命の危機と判断します。 結果、生きるために最低限必要な活動だけを優先し、そのほかの働きを抑えて消費エネルギー量を減らす「省エネモード」に。 また、1日500キロカロリーの食事では、栄養素だって必要量を補いきれません。 以上より、エネルギーと栄養素が不足した結果、脳や身体の活動量が落ちて体調不良を感じるようになります。2.みすぼらしい体になる
1日500キロカロリーの食事を続けて痩せても、みすぼらしい体になります。極度のエネルギー不足は体脂肪だけでなく筋肉まで分解し、体がたるんで見えるからです。 いわゆる「華奢」な体になるので、若い頃であれば弊害はないかもしれません。しかし、筋肉が少ないと年齢を重ねた時に年老いて見えますし、病気にもなりやすいです。 ただ痩せるだけでなく、メリハリのある体になりたいのなら、適度のエネルギー摂取と運動で消費エネルギー量アップを目指しましょう。3.メンタルが乱れやすい
1日500キロカロリーしか食べないと、体調だけでなくメンタルも乱れやすくなります。生命の維持にエネルギーが使われることで、脳の働きが低下するからです。 顕著なものは、やたらイライラする・常に眠い/気怠い・何もやる気が起きないなど。普段なら気にならないような些細な出来事を、必要以上にネガティブに考えることもあります。 心身ともに負担の大きい1日500キロカロリー制限はやめておきましょう。代わりに、1日500キロカロリー消費して一ヶ月で2キロ痩せるダイエットをおすすめします。健康的に痩せるなら「1日500キロカロリーを消費」

食事×運動で1日500キロカロリー消費を目指す方法

- 夜ご飯の主食を抜く
- 夜ご飯は高たんぱく質
・低脂質にする - 1日60分ほど歩く
- 筋トレは週2~3回する
1.夜ご飯の主食を抜く
夜ご飯の主食を抜きましょう。 夜ご飯は、朝・昼・夜の3食のなかで最も食事量が多くなりやすいです。反面、夜間の消費エネルギー量は少ないため、夜ご飯の食べ過ぎは体脂肪の蓄積につながります。 よって、夜ご飯の主食(糖質)をカットすると体脂肪は減りやすいのです。目安ですが、お茶碗一杯(180g)の白ご飯をやめれば、約300キロカロリーを減らせます。2.夜ご飯は高たんぱく質・低脂質にする
主食をカットしつつ、夜ご飯は高たんぱく質・低脂質な料理を食べましょう。就寝中にしっかりと体脂肪を燃やすためです。 たんぱく質を十分にとると、エネルギー代謝が上がります。眠っている間の細胞の修復も促進されるため、キレイに痩せたいのであれば、たんぱく質は欠かせません。 また脂質は糖質と同じエネルギー源です。糖質ほど太りやすくはありませんが、夜ご飯に摂り過ぎると体脂肪に変わりやすいので、控える方がいいでしょう。3.1日60分ほど歩く
毎日60分ほど歩き、体脂肪の燃焼を促しましょう。ウォーキングはおすすめの有酸素運動で、効率よく体脂肪を減らしたい方にピッタリ。 速度にもよりますが、1時間歩いて200~300キロカロリーが消費できます。夜ご飯の主食抜きと合わせれば、合計500キロカロリーを減らせる計算になりますね。4.筋トレは週2~3回する
有酸素運動に加え、週に2~3回ほど筋トレしましょう。筋肉量を増やすと代謝が上がるため、痩せた後も体型をキープしやすい「痩せ体質」になれます。 スクワットや背筋、腹筋といったオーソドックスなトレーニングでかまいません。筋肉を使うことを習慣化し、燃費の良い体をつくっていきましょう。 筋トレのやり方がよく分からない…という方は、パーソナルジムで鍛えてもらうのもおすすめです。まとめ


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