2025.5.19

水ダイエットをすると最初は太る?痩せるための重要ポイントを解説

「水ダイエットをしているけど、逆に体重が増えた」 「水ダイエットを始めた最初のころは太りやすい?」 このようなお悩みや疑問を解決します。 結論からいうと、水ダイエットを始めた最初のころは体重が増える場合があります。 しかし体重が増えたからといって、「太った」と思い込んではいけません。 この記事では、水ダイエットをすると太る・太らないというテーマについて解説します。 後半では、水ダイエットを成功させるポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

水ダイエットをすると最初は太る?

冒頭でお伝えしたとおり、水ダイエットを始めた最初のころは体重が増えることがあります。 その理由は単純で、摂取した水分の重さが体重に反映されるからです。 ダイエット中に体重が増えると心配になるかもしれませんが、水分による体重増加であれば気にする必要はありません。 そもそも水にはカロリーがないので、いくら飲んだとしても体脂肪が蓄積されることはないのです。 翌日もしくは翌々日になれば、排尿や排便、発汗などによって体内の水分は排出されるため、体重は元に戻るでしょう。

むくみによる体重増加は避けるべき

むくみが起こると、皮膚や皮下に余分な水分や老廃物が溜まります。それによって見た目が太って見えたり、体重が数kg増えたりすることも。 むくみの原因はおもに生活習慣の乱れによるものです。代表的な例だと、塩分の過剰摂取。 塩分摂取量が増えると体内の塩分濃度が増加し、濃度バランスを一定に保つために水分が溜まりやすくなります。 するとむくみが発生し、皮膚はパンパンに張り、体重が増加するのです。 この場合の体重増加は水分摂取によるものではなく、生活習慣が問題である可能性があるため避けるべきです。 以上より、水ダイエットを始めた最初のころは体重が増えることがあります。ここまで聞くと、水を飲むメリットがイマイチわかりませんよね。 そこで続いては、水を飲むことによるダイエット効果について解説します。

水を飲むことによるダイエット効果

水を飲むことによるダイエット効果は下記のとおりです。
・血行の促進
・腸内環境の改善
水は体の約60〜70%占めており、体内の機能を正常に働かせるためには必要不可欠。 それゆえ、水を飲むことで得られるダイエット効果は非常に多いです。

血行の促進

血液は、栄養や体でつくられた熱を全身に運んだり、老廃物を体外へ排出する働きがあります。 水を飲むと血液がサラサラになり血行が促進されるため、むくみ解消や代謝アップ、運動パフォーマンス向上につながるのです。

むくみの解消

水分摂取によって血行が促進されると、体内の老廃物や余分な水分がスムーズに排出され、むくみの解消につながります。 「水を飲むと体水分量が増えるから、さらにむくむのでは?」と思われるかもしれません。 実際はその逆であり、水を飲めば血流・リンパの流れが良くなり老廃物が排出されやすくなるので、むくみが起きにくくなります。 むくみは水分不足や生活習慣が原因で誘発されることがほとんどなので、水は積極的に摂取しましょう。

代謝アップ

血行が促進されることによって、体の各細胞に栄養が素早く運搬されます。その結果、細胞が活性化し代謝がアップ。 すると、カロリー消費量が増えるので体脂肪の燃焼につながります。 また、血行促進によって体でつくられた熱が全身に伝わりやすくなるので、冷え性の改善にもなるでしょう。

運動パフォーマンスの向上

一つ前の話に付随しますが、運動をする際に必要な酸素や栄養などは、血液を介して細胞に運ばれます。 つまり血行が促進されると、運動のパフォーマンスも向上し、より多くのエネルギーを生み出せるようになるのです。 多くのエネルギーを生み出せるということは、カロリー消費量がアップするため、間接的に体脂肪の燃焼につながります。

腸内環境の改善

水は腸内の便を柔らかくするので、便秘の解消=腸内環境の改善に一役買います。 ダイエット中は食事量が減る関係で、通常よりも水分摂取量が不足しがちです。 水分不足になると便は硬くなり便秘を引き起こすので、腸内の悪玉菌が増加します。 その結果、小腸での栄養の吸収率が低下し、代謝が落ちるのです。水分を摂取すれば腸内環境が改善され、代謝もアップもします。 最後に水ダイエットで痩せるためのポイントを解説しますね。

水ダイエットで痩せるための3つのポイント

水ダイエットで痩せるためのポイントは下記の3つです。
・硬水を飲むようにする
・食生活を整える
・筋トレをおこなう
念のためお伝えすると、水自体に体脂肪を燃焼する効果があるわけではありません。 あくまで水はダイエット効果をアップさせる一つの要素なので、食事や運動、睡眠といった生活習慣を整えることも意識しましょう。

硬水を飲むようにする

水を飲むのであれば「硬水」がおすすめ。硬水には、カルシウムやマグネシウムといった必須ミネラルが豊富に含まれているからです。 とくにマグネシウムは腸内で水分を集めて便を柔らかくする作用があるので、便秘になりやすいダイエット中に活躍します。 ただ、硬水はコンビニやスーパーでは入手しにくいため、基本はネット通販での購入になるでしょう。

カフェイン・アルコール飲料は避ける

カフェイン・アルコール飲料は利尿作用があるので、体内の水分量を減少させます。つまり利尿作用のある飲料は、水分摂取には含まれません。 そのため、ダイエット中はなるべく「水」を飲むようにしましょう。 仮にカフェイン・アルコール飲料を飲むのであれば、その量と同等の水を追加で飲むようにしてください。

一気飲みは避ける

水を飲む際は一気飲みはせず、小分けにして飲むようにしましょう。 水を一気飲みすると、血液中の塩分濃度が薄まってしまい「低ナトリウム血症」に陥る恐れがあります。 これは水中毒とも呼ばれ、頭痛やめまい、下痢などの症状を引き起こす危険な状態です。 私たちが一度に吸収できる水の量は200mlほどといわれています。 したがって、水を一度飲んだら1時間ほど空けるようにして、効率よく体内へ吸収させましょう。

食生活を整える

カロリーや塩分量の多い食事は避け、お肉やお魚のようなたんぱく質メインの食事を心がけましょう。 たんぱく質は筋肉の材料になったり、消費エネルギー(DIT)を高めたりする効果があるので、ダイエット中に欠かせない栄養素です。 また、たんぱく質の一種である「アルブミン」には、血管内の浸透圧を調整する働きがあります。 この働きによって血管外に水が滲み出るのを防げるため、むくみ予防にもつながるのです。

筋トレをおこなう

水ダイエット中は筋トレもおこないましょう。筋トレによって毛細血管が発達し、より血行が促進されるからです。 先述のとおり、血行が促進されると、むくみの解消や代謝アップにつながるため、ダイエットの効果が高まります。 なお、筋トレでは全身の中でもとくに筋肉量の多い下半身を鍛えましょう。 ブルガリアンスクワットやスプリットスクワットは短時間で効率的に鍛えられるので、日常にぜひ取り入れてみてくださいね。

まとめ

水ダイエットを始めた最初のころは体重が増える可能性があります。 体重増加の原因はおもに水分の重さですが、仮にむくみが起きていれば食事や運動といった生活習慣を見直しましょう。 この記事を参考に、水ダイエットを成功させてくださいね!